アインHD-2020年4月期 決算短信〔日本基準〕(連結)
2020.06.04
株式会社アインホールディングスの当連結会計年度の業績は、売上高2,926億1千5百万円(前年同期比6.2%増)、営業利益160億6千8百万円(同0.0%増)、経常利益168億2千2百万円(同1.1%増)、親会社株主に帰属する当期純利益91億7千9百万円(同1.7%増)となった。
本年4月の調剤報酬改定では、地域におけるかかりつけ機能に応じた適切な評価と対物業務から対人業務への構造的な転換を推進することを目的として評価の重点化と適正化が行われ、同社グループでは、引き続き、「かかりつけ薬剤師・薬局」としての機能を発揮するべく、地域医療連携、お薬手帳等を活用した薬剤に関する情報の一元的・継続的な把握とそれに基づく薬学的管理・指導の強化及びジェネリック医薬品の使用を促進している。また、厚生労働省より本年4月10日に発出された「新型コロナウイルス感染症の拡大に際しての電話や情報通信機器を用いた診療等の時限的・特例的な取扱いについて」の事務連絡に基づき、感染の拡大防止を目的として、調剤薬局全店で特例措置による処方箋の受け入れ準備を整え、電話等による服薬指導を行っている。
営業開発においては、大型薬局の積極的な出店とM&A基準の引き上げに加え、小規模店舗の撤退を出店戦略として見直しを行い、さらなる事業規模の拡大と店舗運営の効率化を推進している。当連結会計年度の売上高は、2,637億5千万円(前年同期比7.7%増)、セグメント利益は208億5千万円(同13.7%増)と増収増益となった。
同期間の出店状況は、M&Aを含め、グループ全体で合計20店舗を出店するとともに、店舗運営の見直しにより22店舗を閉店、42店舗を事業譲渡したことで、当社グループにおける薬局総数は1,088店舗としている。