アインHD-2021年4月期 第2四半期決算短信〔日本基準〕(連結)
2020.12.03
株式会社アインホールディングスの当第2四半期連結累計期間における経営成績は、売上高が1,453億5千2百万円(前年同期比0.3%減)、営業利益は39億2千7百万円(同53.0%減)、経常利益は45億1千7百万円(同48.4%減)となり、また、親会社株主に帰属する四半期純利益は26億3千万円(同43.1%減)となった。
同社グループでは、引き続き、「かかりつけ薬剤師・薬局」としての機能を発揮するべく、地域医療連携、お薬手帳等を活用した薬剤に関する情報の一元的・継続的な把握とそれに基づく薬学的管理・指導の強化を行うとともに、患者様が住み慣れた地域で安心して医療提供を受けられるよう、調剤薬局全店においてオンライン服薬指導に対応可能な体制を整えている。本年7月には、地方における通院が困難な方に対する将来的な医療サービスの継続提供を目指して、国内で初めて、オンライン診療・オンライン服薬指導と連動した、ドローンによる処方箋医薬品配送の実証実験を行った。
営業開発においては、大型薬局の積極的な出店とM&A基準の引き上げに加え、小規模店舗の撤退を出店戦略とし、さらなる事業規模の拡大と店舗運営の効率化を推進している。
なお、新型コロナウイルス感染症の影響による外来受診抑制を受け、処方箋枚数の減少が見られた。また、店舗運営効率化を目的とした前期64店舗閉店・事業譲渡の影響もあり、減収減益となったが、現在、処方箋枚数については緩やかな回復傾向にある。その結果、当第2四半期連結累計期間の売上高は、1,280億2千9百万円(前年同期比1.9%減)、セグメント利益は83億7千万円(同17.8%減)となった。
同期間の出店状況は、M&Aを含め、グループ全体で合計10店舗を出店し、6店舗を閉店、22店舗を事業譲渡したことにより、同社グループにおける薬局総数は1,070店舗としている。