株式会社キリン堂ホールディングスの当第１四半期連結累計期間における業績は、売上高348億90百万円（前年同四半期比6.8％増）、営業利益15億６百万円（同132.7％増）、経常利益17億16百万円（同99.9％増）、親会社株主に帰属する四半期純利益11億93百万円（同137.2％増）となった。

小売事業については、マスクや消毒用アルコールなど新型コロナウイルス関連商品への需要は急拡大し、さらに、外出を自粛した多くの人によるいわゆる「巣ごもり需要」が発生し、食料品などの販売は増加した一方で、シーズン商品や化粧品の需要は低下した。インバウンドや繁華街の需要減少の影響については、郊外の住宅地立地の店舗が大半であるため、限定的であった。

調剤薬局については、医療機関への受診者減少により、処方箋枚数は減少したが、長期処方が増加したため、処方箋単価は上昇した。以上により、売上高は増収となった。販管費については、チラシなどの販売促進を中止したことにより販売費が大きく減少したため、売上高販管費率は、前年同期比1.4pt低下した。その結果、営業利益率は4.3％となった。

出退店状況については、調剤薬局１店舗を出店する一方、ドラッグストア３店舗を閉店した。以上の結果、当第１四半期連結会計期間末の同社グループ国内店舗数は369店舗としている。