クオールHD-2020年3月期 決算短信〔日本基準〕(連結)
2020.05.29
クオ-ルホールディングス株式会社の当連結会計年度におけるグループ連結業績は、売上高165,411百万円(前年同期比14.2%増)、営業利益7,733百万円(同9.7%増)、経常利益8,024百万円(同11.3%増)、親会社株主に帰属する当期純利益は4,067百万円(同4.1%増)となった。また、EBITDAについては12,353百万円(同10.6%増)となった。
保険薬局事業については、売上は季節性疾患患者の減少および新型コロナウイルス感染症による影響を受けたものの、前期に実施したM&Aが寄与し受付回数が増加、既存店においても処方箋単価が増加し、増収となった。加えて、当期についても積極的なM&Aを実施し、株式会社ナチュラルライフ等の株式を取得し、北陸と西日本を中心に39店舗増加した。さらに、国の求めるかかりつけ薬局・健康サポート薬局としての機能向上を進めるとともに、後発医薬品調剤体制加算や地域支援体制加算の取得店舗数を着実に伸ばした。利益についても、一過性のコストや消費税増税の影響があった中、医薬品の適正な在庫管理と調達コストのコントロールにより増益となった。これらの結果、売上高153,185百万円(前年同期比14.2%増)、営業利益7,255百万円(同14.3%増)となった。
同社グループの調剤薬局の店舗展開については、新規出店21店舗、事業譲受1店舗、子会社化による取得38店舗の計60店舗増加した一方、閉店等により21店舗減少した結果、グループ全体で店舗数は805店舗としている。