スギHD-2025年2月期 決算短信〔日本基準〕(連結)
2025.04.11
スギホールディングス株式会社は、2025年2月期の連結決算において、売上高は8,780億21百万円(前年同期比17.9%増、1,335億44百万円増)、営業利益は426億22百万円(同16.2%増、59億円増)、経常利益は419億93百万円(同10.4%増、39億54百万円増)、親会社株主に帰属する当期純利益は256億89百万円(同16.9%増、36億10百万円増)となった。EBITDAは604億35百万円(同19.0%増)と、各利益段階で前期を上回る結果となった。
物販領域では、ヘルス&ビューティケア関連商品や食品、日用雑貨などの販売が堅調に推移し、インバウンド需要の回復に対応した訪日外国人向け品揃えや外国語スタッフ体制の強化も奏功した。さらに、季節商品や新商品の積極展開により、既存店の売上が力強く伸長した。
調剤領域においては、かかりつけ薬剤師・薬局の推進、訪問調剤の拡大、薬剤師教育の充実に取り組むとともに、高齢化の進展や感染症対策の需要を背景に処方箋の応需枚数が堅調に増加した。また、2024年9月に子会社化したI&H株式会社の事業拡大により、調剤売上基盤の強化にもつながった。
出店戦略では、関東・中部・関西地域におけるドミナント出店を継続し、スギ薬局アプリ会員の獲得・活用による新規店舗の早期立ち上げを実現。さらに、144店舗の新規出店、20店舗の閉店、29店舗の取得により、当連結会計年度末の店舗数は1,718店舗(前期末比153店舗増)となった。
また、当社は2024年2月の取締役会において、I&H株式会社の株式取得による子会社化を決定し、2024年8月30日を株式譲渡実行予定日として関係者との協議を継続してきた。これにより、今後の調剤事業のさらなる強化と成長が期待されている。