スズケン-2021年3月期 第3四半期決算短信〔日本基準〕(連結)
2021.02.03
株式会社スズケンの当第3四半期連結累計期間の業績については、新型コロナウイルス感染症拡大に伴う受診抑制の影響により売上高伸長が抑制されたこと、コロナ禍における得意先の経営状況が厳しさを増すなか、医薬品卸売事業において得意先からの価格引下げ要求が厳しさを増したこと、更には、卸間の競争が激化したことなどにより、売上高は1兆6,071億38百万円(前年同期比4.7%減)、営業利益は62億40百万円(前年同期比73.0%減)、経常利益は127億17百万円(前年同期比57.7%減)、親会社株主に帰属する四半期純利益は61億6百万円(前年同期比69.9%減)となった。
医療用医薬品市場は、売上高は、スペシャリティ医薬品をはじめとする新薬の販売増加があったものの、市場縮小の影響などにより減収となった。営業利益は、販売費及び一般管理費の抑制に努めたものの、減収の影響およびコロナ禍における得意先の経営状況が厳しさを増すなか、得意先からの価格引下げ要求が厳しさを増したこと、さらに、卸間の競争が激化したことなどにより大幅な減益となった。以上の結果、売上高は1兆5,421億4百万円(前年同期比4.9%減)、営業利益は21億67百万円(前年同期比88.8%減)となった。
保険薬局事業については、売上高は、調剤報酬改定や薬価改定の影響および新型コロナウイルス感染症拡大に伴う受診抑制による処方箋受付枚数の減少などにより減収となった。営業利益は、販売費及び一般管理費の抑制に努めたものの、減収の影響などにより大幅な減益となった。以上の結果、売上高は675億56百万円(前年同期比6.9%減)、営業利益は6億28百万円(前年同期比36.3%減)となった。