マツモトキヨシHD-2020年3月期 第2四半期決算短信〔日本基準〕(連結)
2019.11.13
株式会社マツモトキヨシホールディングスの当第2四半期連結累計期間におけるグループ連結業績は、売上高3,004億15百万円(前年同期比4.6%増)、営業利益184億24百万円(同8.6%増)、経常利益196億37百万円(同6.8%増)、親会社株主に帰属する四半期純利益129億52百万円(同11.8%増)となり、同期間としては、売上及び各利益とも過去最高を更新した。
同社グループは、前期まで取組んだ中期的な戦略テーマに関しては一定の成果を上げたことから、ローリングした戦略テーマとして「専門性×独自性による美と健康の地域貢献」「既存の枠にとらわれない新しいビジネスの創造」「企業価値を高めるグループ経営の高度化」の3つを新たに設定し取組んでいる。具体的には、厚生労働省が進める「健康サポート薬局」の認可を受けた26店舗において地域医療連携を推進するとともに、一部エリアに限定していた調剤サポートプログラムの契約を全国に拡大し、エリアシェア拡大に向けた主要都市での至近距離出店、インバウンド需要獲得のための新たな立地への展開及び既存店における免税対応店舗の拡大(新店を含め1,036店舗(前期末比107店舗増))を図り、これら店舗から得られた各種データを活用することで立地・環境に合わせた最適な品揃えを実行している。
小売事業については、第1四半期に続き第2四半期も天候に恵まれず、昨年よりも約1ヶ月長い梅雨の影響を受け、8月初中旬を除くとシーズン商品は厳しい状況で推移したが、昨年自然災害によりマイナスの影響を受けたインバウンド売上は順調に伸長した。なお、一部の国における訪日外国人観光客数がマイナスに転じているものの、同社のインバウンド売上に占める割合は低く、与える影響は軽微としている。また、調剤事業については、引き続き既存店への調剤併設を含め、高い収益性の見込める物件を優先的に開局するとともに、技術料の獲得、健康サポート薬局として地域医療連携を深めるなどの各種施策により、処方箋応需枚数が増加したことで順調に伸長している。
店舗展開については、グループとして45店舗の新規出店に加え、既存店舗の活性化を目的として26店舗の改装を実施するとともに、不採算店舗18店舗の早期閉鎖など収益構造の改革を進めている。その結果、当第2四半期連結累計期間末におけるグループ店舗数は1,681店舗としている。