東邦HD-2021年3月期 第2四半期決算短信〔日本基準〕(連結)
2020.11.06
東邦ホールディングス株式会社の当第2四半期の連結業績は、売上高595,997百万円(前年同期比6.0%減)、営業利益1,279百万円(前年同期比83.8%減)、経常利益4,225百万円(前年同期比61.4%減)、親会社株主に帰属する四半期純利益1,820百万円(前年同期比74.4%減)となった。
医薬品卸売事業については、緊急事態宣言下では営業活動を原則自粛し、医薬品の安定供給を最優先とした活動を行っていたが、解除後は医療機関の要請に応じながら段階的に営業活動を再開している。また、薬局本部システム『ミザル』を活用した配送回数の最適化や、納品時に検品を行わない「ノー検品」の推進など、お得意先・当社グループ双方の業務効率化に貢献する配送ビジネスモデルを推進している。さらに資本提携先であるエンタッチ株式会社との協業によるリモートディテーリングサービスや、初診受付サービス・Future ENIFなど顧客支援システムの提案によるお得意先との関係強化に努めたほか、ワークスタイルの変革と業務プロセスの見直し等による経費削減にも取り組んだ。しかしながら、卸間の価格競争激化の影響を大きく受けたことに加え、新型コロナウイルスへの感染を警戒した患者の受診抑制の影響はいまだ継続しており、当第2四半期の医薬品卸売事業の売上高は572,708百万円(前年同期比6.1%減)、セグメント利益(営業利益)は1,844百万円(前年同期比77.3%減)となった。
調剤薬局事業については、調剤報酬改定への対応に取り組むとともに、顧客支援システムを活用した店舗業務の効率化や標準化による収益性の改善に取り組んだものの、患者の受診抑制に伴う処方箋応需枚数の減少により、売上高は45,077百万円(前年同期比5.5%減)、セグメント利益(営業利益)は763百万円(前年同期比43.8%減)となった。