ウエルシアHD-コクミン(大阪市)とフレンチ(同)を子会社化へ
2022.01.19
ウエルシアホールディングス(HD)は2022年1月18日、ドラッグストア、薬局を展開するコクミン(大阪市)とフレンチ(同)の株式を取得し、2022年6月1日をめどに子会社化すると発表した。
ウエルシアHDはコクミンの発行済み株式の約76%、フレンチの全株式を取得する。取得価額は第三者機関による算定が確定した段階で公表する。
コクミンは1935年に現在の大阪市住之江区で創業。最盛期の1990年代後半には関西を中心に全国で約260店ほどを展開し、マツモトキヨシ(千葉県松戸市)と並び業界トップクラスの企業と評された。繁華街や商業施設、空港など都市部や施設内を中心に店舗展開をしている。
フレンチは化粧品を主体とした店舗を展開しており、以前はコクミンの子会社であった。
現在は北海道から九州まで、コクミンとフレンチを合わせて173店舗を運営しており、2019年度の売上高は約630億円。なお、両社は不動産賃貸業の三絹(大阪市住之江区)のそれぞれ関連会社及び完全子会社である。
コクミンの2021年4月期の売上高は398億700万円、営業損益は27億4900万円の赤字。フレンチの同期の売上高は3億6700万円、営業損益は5400万円の赤字だった。