拝啓

　新緑のみぎり、貴社ますますご清栄のこととお喜び申し上げます。

　この度の株式譲渡の際には、ひとかたならぬお力添えを頂きまして、
本当にありがとうございました。

　譲渡までの約一年の間、何度となく「これ以上は無理かも」と諦めそうになる程の
困難に襲われました。
　花木社長からも「これ程の困難を伴う案件はそうそうない」という言葉が出る位の
厳しい状況の中、常に前向きに解決の道を探り、励まして下さいました。

　買い手先のご担当者様は、「今回の案件は、花木さん以外では絶対無理でした。
他のアドバイザリーならば、途中で逃げ出しているでしょう。花木さんがこれだけ
苦労して繋いで下さったご縁ですから、何があっても離しませんよ」とおっしゃり、
花木社長に対する絶大な信頼感をお持ちなのだと強く感じました。

　だからこそ、難しい案件でも共に力を尽くして下さるのだと、両者様の信頼関係を
心強く頼もしく思い、お陰で自分のやるべき仕事に専念出来ました。

　花木社長に初めてお会いした時には、正直なところ株式譲渡まで漕ぎ着けられるとは
夢にも思わず、企業評価も全くわかっておりませんでした。
　その後、豊富なご経験から好条件での提示を頂き、高い評価を受けまして、驚くと
同時にありがたい事だと、感謝の気持ちでいっぱいになりました。

　一時的に交渉が停滞した時も、辛抱強く誠意をもってご対応下さいましたので、
安心してお任せ出来ると確信出来ました。
　また、買い手先のご担当者様、現場を助けて下さいました買い手先の役職者の方々、
並びにスタッフの皆さま、派遣薬剤師の方々、弁護士の先生など、お持ちの人脈をフル
稼働して多くの方々との出会いを運んで下さり、これ程までに人に恵まれるありがたさ
を、心の底から実感した経験はありませんでした。

　途中、創業者であった父を亡くしましたが、納骨までに無事譲渡を終えられまして、
ようやく「お父さんが大切にしていた薬局を守っていって下さるよ」と報告出来ました。

　花木社長でなければ成し遂げられなかったと、私だけでなく、今回携わって下さった
皆が、きっとそう感じていると思います。

　私達家族にとりまして、一生忘れられないご恩を受けました事に感謝は尽きません。
心よりお礼申し上げます。

　今日も新しいご縁を結ぶために、日本中を飛び回っていらっしゃる事だと思います。
くれぐれもお身体ご自愛下さいませ。